概要
車両は自社所有の6000系電車と稲田市交通局の5000系で運転されている。10両編成で20mの車体に4箇所1・3mの両開き扉が設置されている。
車体
車体はステンレス製で車体裾には5000系とは対照的に青帯が巻かれている。前面は大型曲面ガラスで非常用の貫通扉がオフセットで設けられている。パンタグラフはモ6200とモ6600とモ6800に設置されている。
車内
車内は偶数号車がロングシートで奇数号車が転換クロスシートとなっており、クロス部分は両側とも2人掛けとなっている。なおモケットはいずれも青色となっている。内装は5000系と同じくクリーム色になっており、吊手は三角形になっている。扉は化粧板仕上げで上部にLCDによる液晶ディスプレイが設置されており、次駅の案内・扉の向き・乗車マナー啓発等が表示される。長距離乗車に対応するためモ6300とモ6600にトイレが設置されている。
性能
長田線で160km/h走行を行うため歯車比は4.21とかなり低めに設定されている。また高速走行にも対応するため主電動機は200kwとかなり強力なモーターを搭載しており、定員乗車で架線電力10%減で均衡速度150km/hを確保している。定速走行装置で最高速度を維持する事も可能となっている。
形式 6000系電車
編成 10両編成
編成表
←海岸通・豊原 筑紫台→
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
ク6000 | モ6100 | モ6200 | モ6300 | サ6400 | サ6500 | モ6600 | モ6700 | モ6800 | ク6900 |
車体 ステンレス
室内 偶数・ロングシート 奇数・転換クロスシート
制御方式 VVVFインバータ制御
素子 3レベルIGBT 1C4M
歯車比 4.21
起動加速度 3・5km/h/s
減速度 4・5km/h/s(常用最大)
非常 5・0km/h/s
最高速度 長田線160km/h 地下鉄線内80km/h
設計最高速度 200km/h
平坦線均衡速度 245km/h
制作会社 東急車輛
N6000系
斎ヶ原・筑紫台間延伸開業に合わせて増備された編成は従来の6000系を踏襲しているが以下の違いがある。
貫通扉の位置をオフセットから中央に変更。
内装をクリーム色からブルーグレー系に変更。
加速度を3・5km/h/sに減速度の常用最大を4・5km/h/sに非常を5・0km/h/sに強化。これに合わせて従来車にも同様の改造が行われた。